第6番札所の卜雲寺へは秩父市街地より南東へ下る。
荻野堂ともいい、本尊である聖観音は、武甲山頂の蔵王権現から移されたもので、行基作とも伝えられている。1876年の火事では本堂をはじめ荻野堂や庫裏などを焼失した。1907年頃に堂宇が再建されると、以降は本堂に本尊を祀った。寺宝である「山姥の歯」は、行基菩薩に捕れた武甲山の山姥が、解き放たれた時に神仏に背かない誓いの証として歯を三本抜いて差し出したもの。行基はそれに本尊を刻んで安置したという。本尊は聖観音。
第6番札所の卜雲寺へは秩父市街地より南東へ下る。
荻野堂ともいい、本尊である聖観音は、武甲山頂の蔵王権現から移されたもので、行基作とも伝えられている。1876年の火事では本堂をはじめ荻野堂や庫裏などを焼失した。1907年頃に堂宇が再建されると、以降は本堂に本尊を祀った。寺宝である「山姥の歯」は、行基菩薩に捕れた武甲山の山姥が、解き放たれた時に神仏に背かない誓いの証として歯を三本抜いて差し出したもの。行基はそれに本尊を刻んで安置したという。本尊は聖観音。