第27番札所の大淵寺は秩父鉄道の影森駅と浦山口駅の間、山側に位置する。第26番札所の円融寺・岩井堂から尾根伝いに進めば、新しく建立された高さ15mもの観音像があるのですぐわかる。
弘法大師作といわれる聖観世音が本尊。背山の中腹には見晴らしのよい観音堂があり、裏山には国を守るため左手に剣をもった護国観音が立っている。関東三観音のひとつに数えられる護国観音は高さ15m。
護国大観音で知られる。札所である「月影堂」は、かつては山の上にあったが1919年に火災によって焼失した。現在の御堂は1996年に再建された。本尊は聖観音像。「延命水」といわれる湧き水があり、一口飲むと三十三日長生きすると伝えられている。山門手前には、県指定史跡の「影森用水」がある。これは1857年に当時の名主、関田宗太郎が私財を投じて引いた水路で、飲料水や農業用水として使われた。