秩父市街地から第24番札所の法泉寺へ行くには、荒川にかかる秩父公園橋を渡って秩父荒川線を左折。荒川に沿って南下するとほどなく到着。
観音堂へ行くまでに116段もの急な石段を登る。御堂は鬱蒼と茂る木々に囲まれ、左右に張り出した前面が山門の形をとり、仁王像が厨子に納められている。江戸中期の建築といわれる御堂は、随所に唐様の意匠を凝らすなど、匠の技と創意が見られる。本尊は室町時代作とされ、宗朝風で美しい。4月18日の縁日には、地元の人が輪になって座りながら、およそ10mもの大きな数珠を回す「廻り念仏」という行事が行われる。本尊は聖観音。